奈良の若草山焼きを初めて見に行きました
奈良といえば、若草山。
若草山といえば、山焼き。
奈良・若草山の山焼きはそれくらい有名なものではあるのですが、自分は、今までその存在を知っていながら、一度も見に行ったことがありませんでした。
そんなわけで、今年は折角この機会に、ということで、山焼きを初めて見に行ってきました。
なお、山焼きの写真といえば、山全体を燃やす炎と花火が同時に写った写真が有名らしいですが、実際の若草山焼きは、①花火→②山焼き、の順に行われるもので、それらを同時に見ることは出来ません。
私は事前に把握していましたが、同時に展開されると誤解している人も居るらしいので、一応注釈まで。
では、数日遅れの報告ですが、当日わりと綺麗に撮れたものを中心に、写真を流していきます。
まずは花火から。
特に書く事も無いので、ほぼ写真だけでお楽しみください。
↑やはり奈良らしく、シカ形の花火。何気に粋ですね。しかしカメラの調子が悪く、ピント合わせに失敗……
山の上から打ち上げられる花火は、やっぱり圧巻の一言。
なお、最後の締めに一斉に打ち上げられたものは、露光に失敗し大きく白飛びしてしまったため、ここには掲載していません。
次は山焼きの写真。
今度は簡単なコメントと共に見ていきましょう。
メラメラと音を立てながら、拡がる炎が山の草原地を焼き尽くしていく様は、美しくもありどこか興奮を掻き立てるものでもあります。
延焼中。丁度見頃のタイミング。
焼き尽くし始めの炎。勢い良く燃え広がります。
奈良公園からの遠望。煙も人だかりも凄い。
更に遠望。丁度見頃。
麓付近が一通り焼けた後。ここで帰り始める人も沢山。
一通り燃えた後の山麓。上部がまだ少し燃えてますが、帰りの人でごった返してます。
上部が僅かに燃え続ける。山麓より。
奈良市内の夜景も見事。若草山は夜中や冬季は閉まってる事が多いので、ここから夜景を楽しめることも意外に無いのでは。
立入禁止表示が提灯とはこれまた粋。背後の僅かな燃え続けと共に。
特設ステージ付近では、太鼓ショーと夜景の組合わせも。
神域らしき火床が。
火をくべる人々の暗景。
ついでに火床の炎をアップで。
一大祭典とあっての屋台群。この頃には人はまばらだったため、祭りの後という感じでした。
火を自在に扱う術を手にしたために、現在まで繁栄してくることが出来たとも言われている、人類。
すなわち、火という物と共に歩んできた生物だからこそ、我々人間は炎を見ると、自然と興奮を覚えるのかもしれません。
……って、何だか大げさな話になっちゃったな。
ちなみに、若草山の話題に関しては、鉄道関連の専門分野を扱っている自身のメインブログの中でも取り上げており(今私が書いているこの記事、実はサブブログなんです…)、かつて戦前期に若草山に存在した、鉄道計画について2件ほど取り上げ、詳しくまとめています。
上の記事は、今も数々の図面が残る、地下式のケーブルカー計画について取り上げたもの。
こちらの記事はジグザグの線路で山を登る予定だった、普通鉄道の計画についてまとめたもの。
もちろん、これらが仮に実現していたとしても、山焼きの当日は運休になっていたでしょうね。
山の主要な部分が炎に包まれるわけですから。
正直なところ、執筆に関してもメインブログの方が遥かに力を入れて書いています(サブブログは公開日記程度で割とラフにやってるので…)。
ゆえに、内容のクオリティにもかなりこだわっており、一般には殆ど知られていない事実を惜しみなく詰め込んでいるので、(自分で言うのもアレですが)読み応えはあるのではないかと思います。
鉄道ファン向けなので鉄道の専門知識が必要になる部分も多いですが、有名な土地の意外なトリビア的要素が満載な内容かと思うので、一読の価値はあると考えても良いでしょう。
・・・と、メインブログのPRもコミコミで書いてきましたが、山焼き観賞の報告はといえばこれくらいなので、この記事はここまでにします。
ではまた次の更新まで。
ヴァイオリニスト・NAOTOは神曲揃いである
日本におけるヴァイオリニストといえば、まず誰が思い浮かぶでしょうか。
恐らく多くの人が真っ先に「葉加瀬太郎!」と答えると思います。
確かに彼も有名番組のテーマ等を数多く手掛けており、葉加瀬太郎も素晴らしい楽曲が多いと思います。
私も幾つか音源持ってます。
しかし、ただでさえ多様な音楽界のこと。
日本には、葉加瀬太郎以外にも、素晴らしいヴァイオリン・アーティストが他にも居るのです。
そんなわけで今回は、私がごく最近開拓したヴァイオリニスト、NAOTOについて語っていきたいと思います。
きっかけはやはり、インスト音楽における私の一番好きなアーティスト、DEPAPEPEから。
DEPAPEPEが、このNAOTOというヴァイオリニストとコラボした楽曲がつい最近出たらしい・・・と聞いたので、
その楽曲の着手がてら、NAOTOについてもちょっと開拓してみよう……ということで、試しに彼の最新アルバム「Gift」を聴いてみました。
見事にハマりました。
DEPAPEPEの楽曲にも近いような、その明るくてかなりポップス調な楽曲は、かねてからインスト好きだった私の感性に、今回もぴったりだったのです。
そんな私の新規レパートリーの仲間入りをしたNAOTOですが、彼の人物像についても興味深い部分が多く、箇条書きしてみると、
- 関西出身である(有名インストミュージシャンって、関西出身が多いよなあ…とも。DEPAPEPE然り、押尾コータロー然り、GONTITI然り。)
- 見た目めちゃくちゃ若者然としてるのに、実年齢がアラフィフ前半(公式サイト等の彼の写真参照)
- エヴァンゲリオンやガンダムなどのアニメ音楽まで手掛けたという話も(らしい)
- カレーマイスターなる資格も持ち、カレー業界とも緊密に提携している(ヨダレが出そう)
など、今回ちょっとググってみて初めて知った意外な事実も沢山。
そんなこんなで色々書いてきましたが、今回の記事ではそんなNAOTOの楽曲にフォーカスし、最新アルバム「Gift」を中心に、その曲の素晴らしさを話したいと思います。
↑サムネ無しですが、アルバムの公式サイト。下記のランキング形式でのオススメでも音源プレビューを貼っておきますが、こちらで公開されている試聴音源の方が、楽曲のハイライトをやや長めに、ダイジェストで楽しむことが出来ます。
ただ、このアルバムのリリースも、去年の4月と結構前。
またもや話題にする場所がこれまで無かったため、こんなタイミングとなりましたが、どうぞお気になさらずに。
まずは「Gift」収録曲から。
オススメ楽曲を、上位をランキング形式にしつつ、書いていきます。
★第1位 -「想」
この曲を私的に一言で言うならば、
圧 倒 的 神 曲
ですね!
そう、いわゆる、
ネ申
です。
歌詞が無いのに物凄く切なげな歌が聞こえてきそうな、その強力であまりにもセンチメンタルな雰囲気に、私は圧倒されてしまいました。
もう琴線に「触れる」どころではなく「ビリビリ シビれる」というレベルで、私のハートを見事に射抜かれました。
京都市美術館のとある展覧会のテーマ曲にも使われたらしいですが、もうその程度では勿体ないというレベル。
出来れば誰か歌詞付きでカヴァーしてくれないかなあ…とも思ってしまいます。
みゆはん(けものフレンズED曲の人)とか、大木ハルミ(「地下鉄に乗るっ」アニメCMのテーマ曲の人)あたりが、歌詞付けて歌ったら、物凄くサマになりそうです。
あと、もう一度言っておきますが、上に貼り付けてある試聴音源では、楽曲の試し聴きとしては不十分です。
ぜひ、アルバムの公式サイトから、楽曲のハイライトを試聴してみることを、強くお勧めいたします。
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★第2位 -「Let's Party!!! (feat. DEPAPEPE) 」
この曲は先にも言及した、DEPAPEPEとコラボしている楽曲。
曲調が明るくテンポ良いポップス調であるだけでなく、自分の一番好きなDEPAPEPEが登場しているという点からも、この曲を第2位に選ぶこととしました。
公式サイトにごく短いMVも上がっているので、よければ下のやつもどうぞ。(上の試聴音源とは切り取られているパートが微妙に違います)↓
(ちなみにこれはどうでもいい話、この曲を一通り聴いてみると、曲の中間付近で、GONTITIの「青天白日」という曲と何処となく似た一節も登場するんですよね…… もちろん奇遇でしょうけどね。)
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★第3位 -「Beautiful Mind -Inspired by AKITA-」
先に書いた「想」と同じような、これまた切なげな曲調が良いムードだったので、第3位にチョイス。
公式な解説では、秋田県をイメージした楽曲だとされていますが、私的なイメージとしては、過去というかノスタルジーの懐古でセンチメンタルな感じのBGM、という印象を受けました。
これまたアルバム公式サイトでは、曲のサビに相当する部分が聴けるので、ぜひそちらも聴いてみて下さい。
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★第4位 -「Southern Cross」
強力なリズム、軽快なテンポ、明るい雰囲気が印象的なこの曲。
個人的にこの曲から浮かんだ第一印象は「VOYAGER!」みたいな感じですね。
その文字通り、航海士が大海原を目指す船舶ですとか、空港から大空を目指して飛び立たんとする航空機ですとか……そんなイメージ。
またまたこれも、アルバム公式サイトでサビ相当の部分を聴いてみることをオススメします。
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★第5位 -「Strings Shower」
個人的には隠れた名曲だと思っているこの曲。
良心的な事に、何とこの曲は、公式YouTubeでフルバージョンのMVと楽曲を視聴できる、数少ない曲です。
MBSラジオで彼が持っている番組「NAOTOな音」(基本関西ローカル)のテーマ曲であり、なおかつ短い楽曲だからでしょうか。
この曲の雰囲気は何とも説明しがたいのですが、仮に自分がヴァイオリンを弾けたとしたら、是非とも街頭で豪快に弾いてみたい、とも思わせてくれる曲調。
曲の感じからして、地味~にクセになりそうな、そんな一曲だと思います。
~ その他のオススメ ~
アルバム「Gift」に収録されている曲には、他にもオススメしたいものが幾つか。
手間の都合上、全曲の抜粋はしませんが、幾つかピックアップしていきます。
●HIRUKAZE -Band version-
明るくかなりアップテンポな曲。
去年末あたりに何かのライブのTVCMでこの曲が流れていたのが少し記憶に残っており、ある意味では自分にとって少々お馴染みの曲でもあります。
●Hayachine Seele
どことなく和のテイストを匂わせるような感じで、なおかつこれまた切なげな曲調が特徴。
再三、個人的には和のテイストの曲にも思えます。竹林とか出て来そうな。
●Diary
メロディーがかなり親しみやすいような感じで、明るめの曲調。
DEPAPEPEにも同じ曲名のものがありますが、あちらが切なげな曲調なのとは対照的です。
いずれの曲も、しつこいようですが、アルバム公式サイトではハイライト部分を聴くことが出来るので、そちらも聴いてみて下さい。
(試聴音源貼ってる度に思ったのですが、iTunesの試聴音源って、何で中途半端な所ばかり切り取ってるんですかね……)
この記事に紹介しなかった曲にも、「Gift」には素晴らしい曲が沢山あるので、各自お気に入りの一曲を見つけてみて下さい。
~「Gift」以外のオススメ ~
NAOTOの中でも名曲と呼べるものといえば、他にはこんなものも。
●黄昏のワルツ
悲哀に溢れたメロディーが、心を突き動かすようなこの楽曲。
作曲者が違うようなので純粋なNAOTOの曲というわけではないようですが、
昔どこかのテレビ番組でよく使われていた曲なので、ひょっとしたら記憶にある人もいるかもしれません。
私もそこから馴染みのある曲として知ったものです。
●Magical Beautiful Seasons(メインアーティスト:押尾コータロー)
これは押尾コータロー名義の曲ですが、DEPAPEPEと共にNAOTOも演奏に参加しているので、ここで紹介しておきます。
爽やかな感じの曲で、MBSラジオの曲としても使われていました。
上のMVは楽曲の短縮こそされていますが、ちゃんと楽曲然とした形で、事実上フルバージョンの曲と映像を視聴することが出来ます。
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・・・・・・と、こんな風にNAOTOについて長々と語ってきました。
しかし、現時点で私が開拓できたNAOTOの楽曲は、「Gift」収録曲と、それ以外の2曲のみ。
その他のアルバムや楽曲については、まだ開拓できていないのです。
でも、せっかくこんな素晴らしいアーティストを知ることが出来た以上は、順次気の向いた時に、他のアルバム・楽曲も進んで開拓していきたいと思います。
そして、NAOTOがMBSラジオで「NAOTOな音」という番組を持っていることは、先にも少し触れましたが、
これについても以前から気になっており、「聴いてみたい!」とは思い続けているのですが、未だに聴けていないのです。
しかし、ネット社会の現代においては、radikoというものがあり、しかもこれまたタイムフリーという便利な無料サービスを搭載。
つまり、radikoのサイトに行くだけで、その週に放送された番組は、1週間以内ならいつでも聴き放題。
録音要らずの時間に縛られないサービスがあるのなら、それをフルに有効活用して、時間のある時にNAOTOの番組も聴いてみたいと思います。(ほんと便利な世の中になったな…)
それでは、唐突な終わり方になりますが、この話はここまでとしましょう。