【鉄道部品】JR西日本 283系 側面種別幕(全体像)
日根野電車区(現在の吹田総合車両所日根野支所)に所属する「オーシャンアロー」でお馴染みの特急車両で使用されていた物です。
幕の製作年月は1996年5月。283系のデビューが96年7月末なので、オーシャンアローのデビューより前に作られた物と分かります。
この幕はこれまでネットオークションやフリマサイトでも見た事が無く、鉄道部品のお店でも(自分が知る限り)聞いた事が無かった上に、車両数も少ない事から、JR西日本の方向幕の中でも特に入手が難しい物の一つと思われます。
収録内容は記事中の写真が全てです。また、以降2〜5枚目の画像の順番に収録されています。
冒頭の画像の「スーパーくろしおオーシャンアロー」と「オーシャンアロー」2コマは、幕の中程に入っています。
真ん中の「オーシャンアロー」は頻用されたため劣化により大破しており、テープでガチガチに補強されています(入手時からそうでした)。下の「オーシャンアロー」も頻用により劣化しており、写真では分かりませんが、文字の白い部分に幾つものヒビ割れが見られます。
最初の方に入っている「特急」〜「普通」の種別の中には「新快速」なんて物も含まれており、「オーシャンアローの新快速…??」と思わず首を捻りたくなってしまいます。
「回送」と「スーパーくろしおオーシャンアロー」の間には白幕が挟まっていますが、現行幕ではこの部分に水色の「くろしお(ロゴ)」が入れられています。
幕の中にはこの他にも「スーパーくろしお」や「くろしお」、かつてのホームライナー系列車である「はんわライナー」や「やまとじライナー」、
過去の臨時列車である「春咲きくろしお」や「マリンくろしお」といった、代走用と思われる幕が収録されています。
また「スーパーやくも」や「やくも」まで入れられており、伯備線への転用や運用まで想定・準備されていた事が伺えます。
そして幕の最後には「空港くろしお」や「空港オーシャンアロー」などといった、見た事も聞いた事も無い列車が。このような極め付けの珍幕が見られるのも、この幕の魅力の一つと言えるでしょう。
なお「空港オーシャンアロー」から先は、幕の終わりまで12コマ程の長い白幕となっています。
ちなみにこの旧幕と現行幕とでは、字の間隔や英字の色・フォントなど、細かい違いが幾つも見られます。
現行幕の幕回しは、下記の方のツイートにて動画で紹介されていますので(「試運転」から「空港オーシャンアロー」まで)、この旧幕と見比べてみて、違いを見つけてみるのも面白いかもしれません。
mobile.twitter.com
また、当サイトの『【鉄道部品】JR西日本 283系 側面種別幕(抜粋)』では、個別のコマを幾つかピックアップして詳しくコメントしていますので、併せてお読みになると知識を深めて頂けるかもしれません。
【備考】2021年11月、大阪の部品販売会にて入手
(※この記事はかつてミューゼオで公開していた物を、再編集の上で再掲したものです。)
(※2022年6月、幕の製作時期に関する記述を一部修正。)
阪急のミニチュアフラップ(岡本駅下りホームver.)をゲット!
星光という会社が作った「STAR★FLAP」シリーズの第1号で、9月中旬にお迎えしました。
材質は本物の反転フラップ式表示器と同じで、金属製。
手動でパタパタと回す感触だけでなく、「通勤特急 須磨浦公園」などといった珍表示も、好きなだけ楽しむことが出来ます。
中に6300系のモケット(座席シート生地)が敷き詰められた、なかなか立派な箱がケースになっています。
特典として、ミニチュアフラップの中には収録されなかった「快速急行 三宮」の旧表示が、しおりとして付属してきました。
これまた本物と同じ材質の金属製で、ミニチュアフラップの1コマと同じような造りとなっており、なかなか重厚感があり立派です。
しおりの裏側はこんな感じ。
裏側にもこのように柄などがしっかりと刷られているの、良いですよね。
【キーワード】阪急神戸線、阪急京都線、山陽電鉄、神戸高速鉄道
●ちなみに…
本当は同様のシリーズで、近鉄のミニチュアフラップも手に入れているのですが、それはまた紹介する機会があれば・・・