【鉄道部品】JR西日本 103系 幻の車両の車内形式板
車内の端部に取り付けるための車両番号板で、JR西日本独特のフォントと文字色で書かれた仕様の物となります。
車号は「クハ103-847」とあります。
一見すると何の変哲もないJR西日本の車号板に思えますが、付属の説明書きを見てみると、
「この番号は欠番の為実在しません。」
とあります。
つまり、実際には存在しない、幻の車両の車号板ということになるのです。
どれかの編成や車両の将来の改番に備えて準備していた物なのか、車号板を作るにあたって直ちに使わない分まで余分に作った物なのか・・・
どのような経緯で用意されたのかは分かりません。
しかも、中間車用でこれならまだ少しは分かる気もするのですが、車号板に「クハ」とある通り、これは先頭車用の物・・・
車号板だけがあって実際の車両は存在しない点といい、先頭車を名乗っている点といい、何かと見所の多い「変わり種」な車内形式板と言えますね。
ちなみにこの車号板は、JR西日本の同じようなタイプの他の車内形式板に比べて、値段がそこまでしなかったため、出費を比較的抑えながらこのような車号板を楽しめるというのも、結構オイシイ所だったと思います。
【備考】2021年1月、大阪の鉄道部品販売会にて入手