ヴァイオリニスト・NAOTOは神曲揃いである
日本におけるヴァイオリニストといえば、まず誰が思い浮かぶでしょうか。
恐らく多くの人が真っ先に「葉加瀬太郎!」と答えると思います。
確かに彼も有名番組のテーマ等を数多く手掛けており、葉加瀬太郎も素晴らしい楽曲が多いと思います。
私も幾つか音源持ってます。
しかし、ただでさえ多様な音楽界のこと。
日本には、葉加瀬太郎以外にも、素晴らしいヴァイオリン・アーティストが他にも居るのです。
そんなわけで今回は、私がごく最近開拓したヴァイオリニスト、NAOTOについて語っていきたいと思います。
きっかけはやはり、インスト音楽における私の一番好きなアーティスト、DEPAPEPEから。
DEPAPEPEが、このNAOTOというヴァイオリニストとコラボした楽曲がつい最近出たらしい・・・と聞いたので、
その楽曲の着手がてら、NAOTOについてもちょっと開拓してみよう……ということで、試しに彼の最新アルバム「Gift」を聴いてみました。
見事にハマりました。
DEPAPEPEの楽曲にも近いような、その明るくてかなりポップス調な楽曲は、かねてからインスト好きだった私の感性に、今回もぴったりだったのです。
そんな私の新規レパートリーの仲間入りをしたNAOTOですが、彼の人物像についても興味深い部分が多く、箇条書きしてみると、
- 関西出身である(有名インストミュージシャンって、関西出身が多いよなあ…とも。DEPAPEPE然り、押尾コータロー然り、GONTITI然り。)
- 見た目めちゃくちゃ若者然としてるのに、実年齢がアラフィフ前半(公式サイト等の彼の写真参照)
- エヴァンゲリオンやガンダムなどのアニメ音楽まで手掛けたという話も(らしい)
- カレーマイスターなる資格も持ち、カレー業界とも緊密に提携している(ヨダレが出そう)
など、今回ちょっとググってみて初めて知った意外な事実も沢山。
そんなこんなで色々書いてきましたが、今回の記事ではそんなNAOTOの楽曲にフォーカスし、最新アルバム「Gift」を中心に、その曲の素晴らしさを話したいと思います。
↑サムネ無しですが、アルバムの公式サイト。下記のランキング形式でのオススメでも音源プレビューを貼っておきますが、こちらで公開されている試聴音源の方が、楽曲のハイライトをやや長めに、ダイジェストで楽しむことが出来ます。
ただ、このアルバムのリリースも、去年の4月と結構前。
またもや話題にする場所がこれまで無かったため、こんなタイミングとなりましたが、どうぞお気になさらずに。
まずは「Gift」収録曲から。
オススメ楽曲を、上位をランキング形式にしつつ、書いていきます。
★第1位 -「想」
この曲を私的に一言で言うならば、
圧 倒 的 神 曲
ですね!
そう、いわゆる、
ネ申
です。
歌詞が無いのに物凄く切なげな歌が聞こえてきそうな、その強力であまりにもセンチメンタルな雰囲気に、私は圧倒されてしまいました。
もう琴線に「触れる」どころではなく「ビリビリ シビれる」というレベルで、私のハートを見事に射抜かれました。
京都市美術館のとある展覧会のテーマ曲にも使われたらしいですが、もうその程度では勿体ないというレベル。
出来れば誰か歌詞付きでカヴァーしてくれないかなあ…とも思ってしまいます。
みゆはん(けものフレンズED曲の人)とか、大木ハルミ(「地下鉄に乗るっ」アニメCMのテーマ曲の人)あたりが、歌詞付けて歌ったら、物凄くサマになりそうです。
あと、もう一度言っておきますが、上に貼り付けてある試聴音源では、楽曲の試し聴きとしては不十分です。
ぜひ、アルバムの公式サイトから、楽曲のハイライトを試聴してみることを、強くお勧めいたします。
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★第2位 -「Let's Party!!! (feat. DEPAPEPE) 」
この曲は先にも言及した、DEPAPEPEとコラボしている楽曲。
曲調が明るくテンポ良いポップス調であるだけでなく、自分の一番好きなDEPAPEPEが登場しているという点からも、この曲を第2位に選ぶこととしました。
公式サイトにごく短いMVも上がっているので、よければ下のやつもどうぞ。(上の試聴音源とは切り取られているパートが微妙に違います)↓
(ちなみにこれはどうでもいい話、この曲を一通り聴いてみると、曲の中間付近で、GONTITIの「青天白日」という曲と何処となく似た一節も登場するんですよね…… もちろん奇遇でしょうけどね。)
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★第3位 -「Beautiful Mind -Inspired by AKITA-」
先に書いた「想」と同じような、これまた切なげな曲調が良いムードだったので、第3位にチョイス。
公式な解説では、秋田県をイメージした楽曲だとされていますが、私的なイメージとしては、過去というかノスタルジーの懐古でセンチメンタルな感じのBGM、という印象を受けました。
これまたアルバム公式サイトでは、曲のサビに相当する部分が聴けるので、ぜひそちらも聴いてみて下さい。
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★第4位 -「Southern Cross」
強力なリズム、軽快なテンポ、明るい雰囲気が印象的なこの曲。
個人的にこの曲から浮かんだ第一印象は「VOYAGER!」みたいな感じですね。
その文字通り、航海士が大海原を目指す船舶ですとか、空港から大空を目指して飛び立たんとする航空機ですとか……そんなイメージ。
またまたこれも、アルバム公式サイトでサビ相当の部分を聴いてみることをオススメします。
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★第5位 -「Strings Shower」
個人的には隠れた名曲だと思っているこの曲。
良心的な事に、何とこの曲は、公式YouTubeでフルバージョンのMVと楽曲を視聴できる、数少ない曲です。
MBSラジオで彼が持っている番組「NAOTOな音」(基本関西ローカル)のテーマ曲であり、なおかつ短い楽曲だからでしょうか。
この曲の雰囲気は何とも説明しがたいのですが、仮に自分がヴァイオリンを弾けたとしたら、是非とも街頭で豪快に弾いてみたい、とも思わせてくれる曲調。
曲の感じからして、地味~にクセになりそうな、そんな一曲だと思います。
~ その他のオススメ ~
アルバム「Gift」に収録されている曲には、他にもオススメしたいものが幾つか。
手間の都合上、全曲の抜粋はしませんが、幾つかピックアップしていきます。
●HIRUKAZE -Band version-
明るくかなりアップテンポな曲。
去年末あたりに何かのライブのTVCMでこの曲が流れていたのが少し記憶に残っており、ある意味では自分にとって少々お馴染みの曲でもあります。
●Hayachine Seele
どことなく和のテイストを匂わせるような感じで、なおかつこれまた切なげな曲調が特徴。
再三、個人的には和のテイストの曲にも思えます。竹林とか出て来そうな。
●Diary
メロディーがかなり親しみやすいような感じで、明るめの曲調。
DEPAPEPEにも同じ曲名のものがありますが、あちらが切なげな曲調なのとは対照的です。
いずれの曲も、しつこいようですが、アルバム公式サイトではハイライト部分を聴くことが出来るので、そちらも聴いてみて下さい。
(試聴音源貼ってる度に思ったのですが、iTunesの試聴音源って、何で中途半端な所ばかり切り取ってるんですかね……)
この記事に紹介しなかった曲にも、「Gift」には素晴らしい曲が沢山あるので、各自お気に入りの一曲を見つけてみて下さい。
~「Gift」以外のオススメ ~
NAOTOの中でも名曲と呼べるものといえば、他にはこんなものも。
●黄昏のワルツ
悲哀に溢れたメロディーが、心を突き動かすようなこの楽曲。
作曲者が違うようなので純粋なNAOTOの曲というわけではないようですが、
昔どこかのテレビ番組でよく使われていた曲なので、ひょっとしたら記憶にある人もいるかもしれません。
私もそこから馴染みのある曲として知ったものです。
●Magical Beautiful Seasons(メインアーティスト:押尾コータロー)
これは押尾コータロー名義の曲ですが、DEPAPEPEと共にNAOTOも演奏に参加しているので、ここで紹介しておきます。
爽やかな感じの曲で、MBSラジオの曲としても使われていました。
上のMVは楽曲の短縮こそされていますが、ちゃんと楽曲然とした形で、事実上フルバージョンの曲と映像を視聴することが出来ます。
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・・・・・・と、こんな風にNAOTOについて長々と語ってきました。
しかし、現時点で私が開拓できたNAOTOの楽曲は、「Gift」収録曲と、それ以外の2曲のみ。
その他のアルバムや楽曲については、まだ開拓できていないのです。
でも、せっかくこんな素晴らしいアーティストを知ることが出来た以上は、順次気の向いた時に、他のアルバム・楽曲も進んで開拓していきたいと思います。
そして、NAOTOがMBSラジオで「NAOTOな音」という番組を持っていることは、先にも少し触れましたが、
これについても以前から気になっており、「聴いてみたい!」とは思い続けているのですが、未だに聴けていないのです。
しかし、ネット社会の現代においては、radikoというものがあり、しかもこれまたタイムフリーという便利な無料サービスを搭載。
つまり、radikoのサイトに行くだけで、その週に放送された番組は、1週間以内ならいつでも聴き放題。
録音要らずの時間に縛られないサービスがあるのなら、それをフルに有効活用して、時間のある時にNAOTOの番組も聴いてみたいと思います。(ほんと便利な世の中になったな…)
それでは、唐突な終わり方になりますが、この話はここまでとしましょう。
アニメ「たくのみ。」今回も視聴レビューをば
またまた新規アニメ開拓の一環の話。
冬アニメ視聴、第2弾となります。
2つ目に選んだ作品は、かなり日常的でお酒を題材にした「たくのみ。」。
この作品も漫画が原作となっているもの。
アニメとしては「だがしかし」と抱き合わせになった、15分弱のショートアニメです。
今回自分は、だがしかしと両方観るのではなく、たくのみ。単独で観ることにしました。
こういう日常的すぎる作品が好きなんですよ。アニメといえば。
少し前にも書いた通り、センセーショナルで過激なストーリーはアニメに限らず苦手なので、
日常的であるほうが、嫌なハラハラ感を抱かされずに、のんびりとただ面白さだけを味わって楽しむことが出来るため、
アニメとかを選ぶ際は、日常系のラインナップを選ぶことが殆どなのです。
↑最初の頃のPV。結構前のやつですが……
さて、そんな感じで抜擢した「たくのみ。」ですが、今回も前回同様、レビューみたいなのを書いていきたいと思います。
もちろん、長文にならない感じで。
おまけに、これからニコニコ生放送では、第1話が1/15(月)の22:15から配信されるようなので、まだ観てない人のために、極力ネタバレしないようにも書いておきます。
(ちなみに今回の記事は、前回の記事で少々ビジュアルが少なかったかな…と思ったので、出来るだけビジュアルを多くしてみました。)
- 先述の通り、雰囲気がかなり日常的。ストーリーの起伏も緩やかで、ボーっとしながら観るには最適
- 作品中に登場するお酒に関するウンチクは、やはり「ほぉ~!」となるもので、「今度お店でチェックしてみよ!」と思わせてくれる
- 男性視聴者をさりげなく喜ばせるような要素がやはり入っている。よって主に男性向きの作品であることが分かる
- 時間は15分弱と少々短いショートストーリーだが、実際に短く感じるかは可もなく不可もなく、という感じ
- OP曲画面やED曲画面が作中であまりはっきり流れないのが少々物足りないところ 【※1/21追記】第2話では立派なOP・ED映像が付いていました。
- 季節感が現在とズレていて少し驚いた
- 作中にはかなり分かりやすい形で、いわゆる「プロダクト・プレイスメント」が入っている。よって、埋め込み広告も兼ねたアニメであることも分かる
なお、プロダクト・プレイスメントに関してはお酒に関する部分だけで、他の関係ない店名等は「モドキ」となっていました。
余談ですが、プロダクト・プレイスメントといえば、自分の一番好きなアニメ「あまんちゅ!」にもそれが入っており、
海から上がった後に差してる目薬に「サンテFX!」とはっきり書いており、実際にコラボCMも放映されたそうです。
↑現在の最新PV。実の所、これを観ればあらすじを予習できるだけでなく、第1話をある程度振り返ることも出来ます。
ちなみに、本編を観る前、アニメについて公式HPで予習していた時、そのキャラクターのビジュアルを見て、
「何だか……描画がラブライブとそっくりだな……」
と思ったりもしました。
しかし、制作スタッフや制作会社を見比べてみても、重複している部分はゼロ。
そして実際にアニメ本編を見て、
「うーん、やっぱり最初に思ったよりも似てるわけじゃないですね…」
という考えに戻る形で落ち着きました。
幾らか影響を受けている可能性はさておきとして、やはり単なるちょっとした奇遇に過ぎなかったようです。
換言するなら「他作品の空似」といったとこでしょうか。
何はともあれ、リラックスしながらBGV的に観られる日常系アニメが好きな人、グルメ系のコンテンツが好きな人には、十分楽しめる作品ではないかと思います。
自分も、とりあえず最終回まで全部観ることを目指してみようと考えています。
今回はここまで。